南圓堂・壺坂寺の旅の思い出

★三月十二日(土)、朝に二月堂まで散歩をした。昨日の夜にしっかりみられなかったお松明の現場を確認したかったからである。その帰りには降雨の状態であった。
★朝食はam/pmのおにぎりで我慢した。荷物をコインロッカーに預け、南圓堂と奈良公園を散策する。南圓堂では番号は忘れたが西国三十三所の一つであることもあり、集経帳に朱印してもらった。(三百円)
★その後、同じく札所である壺阪寺へ向かうため電車で橿原神宮で乗り換え、壺坂山駅で下車した。直通バスもあった。徒歩では十五分(駅のパンフには)とあったが、たぶんもっとかかるし、降雨である。乗ることに決めた。正解であった。バスに乗って分かったが急坂道がかなり長かった。
★ここは浄瑠璃で演じられる「壺坂霊験記」で有名である。沢市お里夫婦が夫の目を治すため願を懸けた例の話である。
御詠歌では「いわをたて、水をたたえて、つぼさかの、にわのいさごも、じょうどとなるらん」と詠われている。
近鉄奈良駅に午後は三時であったので、東向の「うどん亭」で昼食兼夕食をとった。晩酌セットが八百五十円、日本酒二合であった。
★ホテルは初日のワシントンなので移って休憩し、今晩のお水取りに備えた。帰りが遅くなるから、ホテル下のガストで酎ハイ、若鶏鉄板、うどんで計千二百五十円也。十一時三十分、会場の二月堂に向かった。午前二時までじっと待つ。
  訪問地 ①南圓堂・壺阪寺 ②二月堂のお水取り
 ▼ 公園の 南圓堂で 鹿の鳴く
 ▼ 春雲を 抜きて聳える 寺の塔
 ▼ 寺園に 望む町並み 春気あり
 ▼ 春浅き 壺坂寺に 沢市夫婦
 ▼ 松明の 映えるお堂や お水取り
 ▼ 春の闇 咳もなし お水取り
 ▼ 暗がりに 動く講の人や 水の春