2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第7番札所 岡 寺(東光山:龍蓋寺)

★山号は東光山。正式名称は龍蓋寺(りゅうがいじ)。住所は奈良県高市郡明日香村岡。真言宗豊山派。本尊は如意輪観世音菩薩。開創年は天智天皇二年(662)。★岡寺は天智天皇に義淵僧正が岡宮の旧跡をもらって建てたのがはじまりで、通称岡寺と呼ぶのは、ここ…

第6番札所 壺阪寺(南法華寺)

★山号が壷阪山であり、寺号が南法華寺である。いつしか山号で呼ばれるようになった。それだけ通称で親しまれているということだろう。しかし地元でも正式名称、南法華寺は知らない人も多いそうだ。★橿原神宮の東側、国道69号線を吉野に向かって南へ進んでい…

第5番札所 葛井寺

★第5番葛井寺の山号は紫雲山である。大阪府藤井寺市藤井寺一丁目に位置する。★国宝の本尊は十一面千手千眼観世音菩薩、天平仏である。像を粘土で作り、その上に布を貼り、漆でかため、あとで中の粘土を取り出して空洞とした造り方、すなわち脱乾漆造りの塑…

第4番札所 施福寺

■第4番施福寺は山号が槙尾山である。難所の一つである。急な坂道、いやでも歩かなければならない。少し上がると「これより八丁」の道標がある。右に谷川のせせらぎを聞きながら10分上がると、その上に山門がある。■ここまではコンクリートの舗装。これか…

第3番札所 粉河寺 

■山号は風猛山(もうふうざん)。所在地は和歌山県紀の川市粉河。開創宝亀元年。 ■御詠歌「ちちははの めぐみもふかき こかわでら ほとけのちかい たのもしのみや」 ■粉河寺の名も、川の水が米の粉を流したように白くなっていて、それをたどって小堂に着くこ…

第2番札所 紀三井寺

★和歌山市内の南に走りと、名草山の中腹に巨大な甍が立ち並んで見える。 ★城郭を思わせるような威容、これが紀三井寺であった。正確には「紀三井山金剛宝寺護国院」であり、通称が紀三井寺なのであった。【枯れることのない三つの井戸】 ★参道をから本堂まで…

第1番札所 青岸渡寺

■この寺は、和歌山県の那智勝浦町にある。通称は那智山寺といわれ、本尊は如意輪観世音菩薩であり、開基は裸形上人といわれる。 ■日本一といわれる那智の大滝が、轟音とともに落下する水のしぶきが霧になって迫ってくる。吸い込まれ、心も身も洗われる。 ■大…