第26番札所 一乗寺
■山号:法華山
■本尊:正観世音菩薩
■開基: 法道仙人
■開創年:大化5年(649)
■御詠歌「はるははな なつたちばな あきはきく いつもたえなる のりのはなやま」
■ このお寺は、法華山の斜面を利用して建てられている。本堂から眺める美しさが体感できる。本堂の天井には、江戸時代の納札が一面に打ち付けられている。そうした光景は他の霊場では見られない光景である。
■本堂へは、急な石段を上るが、その一段一段の高さが高いので汗ばむほどである。行基も弘法大師も来山し、修行したこの寺は、さまざまな彩りで迎えてくれる。
■本堂に祀られている聖観音立像と前立ちの聖観音立像はどちらも奈良時代の仏像。重文である。画像としては、聖徳太子、天台高僧像十幅が国宝に指定されており、特に有名である。
★★一口感想★★前の札所があじさいの花の寺であれば、今回参拝したお寺さんは「たちばな」である。御詠歌にも「なつはたちばな」と、うたわれている。山陽新幹線の「姫路」駅から、すぐ近くにあるお寺である。