若狭路の旅②思い出

★ 国道27号は片側一車線のしかも曲がりくねった道路である。天気も暑いくらいで日差しが眩しい。
★ そうしたわけで運転中も気を遣うし、疲れもする若狭路のドライブであった。唯一助かるのは、途中に「道の駅」が整えられていることである。
〔ぽーたる:道の駅〕
  ▼道の駅  睦まじく燕  出入りする  ▼飛魚が  品よく揃う  道の駅
  ▼活きの  よさ食欲そそる  桜海老  ▼若狭海   若布の香り  漂えり
〔ドライブ中〕
  ▼煙草屋で  宿を問うなり 初夏の暮れ ▼初夏の暮れ 渋滞に倦み 宿を問う
  ▼初夏の暮れ  慌てて今日の  宿を問う
〔丹後ホテル〕
  ▼夏暮れ 傾ぐ部屋に 唖然とす ▼子供の日 懐かしき部屋の ホテルかな
  ▼炉端焼き 魚料理に 舌鼓 ▼夏の宿 魚料理を 堪能し
  ▼夏の宿 活きづくりの鮃 舌で舞う  ▼夏の宿の鮑焙られ 身を捩る
  ▼若者が 磨く愛車のマイバイク  ▼宿の朝 ハレーダビットソン 燦然と
★ 27号が宮津市中心部に近づくと渋滞が酷くなった。運転時間も長くなった。疲れてきた。休憩したくなった。今晩の宿も心配になってきた。「たまさか」道を尋ねた煙草屋で妻の機転が功を奏し、近くの「丹後ホテル」を紹介してもらった。大変助かった。
★ 宿の夕食は豪華であった。部屋は向の「中村荘」で、貧弱なもの。これがホテル?。