岩間寺・延暦寺の思い出

★次の日の四月三十日(日)は曇。起床五時。出発は六時二十分。途中のサークルKでおにぎりなど、朝食準備。
★目指す世界文化遺産となった比叡山延暦寺(根本中堂)。ケーブルカー駅には七時着。朝食は車中で。八時の始発に乗車。乗車時間約十分。十五分の徒歩で根本中堂に。バスガイド養成のための説明が本堂で行われおり、しばし、その説明に聞き入った。不滅の法燈のある場所には冷気が流れていた。信長の焼き討ちのときも絶やさなかったもの。「油断なく」は朝夕油を切れ間なく継ぎ足すから。由来がこの延暦寺の法燈からであるという。
★次に石山寺(十三番札所、大津市)に。九時五十分着、近江八景では「石山の秋月」や紫式部が須磨の巻から書き始めた本堂などで有名。十時四十分発。御詠歌「後の世を願う心は軽くとも仏の誓い重き石山」は、念仏でよく詠じられる。
★さて次は、通称、岩間寺へ。(十二番札所、大津石山内畑町)正式には岩間山正法寺。国道1号線を約二十分。隣は京都府宇治市となっていた。岩間山を登昇する。神社風のお寺。朱印を頂き信者会館で昼食(うどん)と休憩する。
★次の旅程(宿泊地)についてどうするか迷う。翌日は三重県伊勢神宮へ、の計画である。道の駅「美杉」か「御杖」か。「美杉」にセットするが、結果的には「伊勢本街道御杖」に換えてよかった。国道422号(三重県上野)、368・9号(名張市)を通過したが、交差できない部分も。入浴し、山桜定食、生ビ、ポテトなどを飲食し大満足する。ここでも宿泊の旅人がいた。
   訪問地 ①延暦寺石山寺  ②岩間寺・伊勢本街道御杖
 ▼ 燈明の 絶えること無し 桜散る
 ▼ 不滅燈明 比叡山 桜去る
 ▼ 苔生した 石山の石に 風渡る
 ▼ 渓音の 石山寺に 渡る風
 ▼ 岩間寺 名残の花が 風に舞い
 ▼ 岩間寺 お守り買って 呆け封じ
 ▼ 新緑や いで湯の里で 疲れとり
 ▼ 名残春 人里遠き 湯に浸かり