こころが乾いている?

◆最近読んだ『何のために生きるのか』(稲盛和夫五木寛之対談集)を読んで、上記のタイトルが目に入ってきた。

◆「簡単に自分のいのちを放り出す。あるいは他人のいのちを奪う。それは、いのちが軽くなっているからであり、こころが乾いているところに、根本的な原因があるのではないか、と思うのです」(五木)「こころを整理したら、自殺なんて決着の付け方をする必要はないと気づくはずです。失敗をしても、なにもかも失ってしまったとしても、そこから裸一貫で出直せばいいんです」(稲盛)

◆「こころが乾く」「こころを整理する」と、何れも「こころ」の有り様を提起しているのです。感銘した一節である。