読 書

『漁業という日本の問題』(勝川俊雄著)を読んだ

◆上記タイトルの本を読んだ。強く関心があった訳ではない。しかし、読んでみると、いろんな問題が、漁業においてもあることがわかる。◆著者は「あとがき」で書いています。『今の漁業は入り口も出口もふさがれた状態です。漁業者同士の魚の奪い合いによって…

こころが乾いている?

◆最近読んだ『何のために生きるのか』(稲盛和夫・五木寛之対談集)を読んで、上記のタイトルが目に入ってきた。◆「簡単に自分のいのちを放り出す。あるいは他人のいのちを奪う。それは、いのちが軽くなっているからであり、こころが乾いているところに、根…

「まつり」の食文化(角川選書:2005発行)

■「年中行事と冠婚葬祭は、同じか」という質問にどう答えるか。答えは違う。年中行事は、毎年同じ時期に決まってくり返される行事であり、冠婚葬祭は不定期の行事である。ところで、近年、年中行事の発生の事由をたどることが困難になってきている。都市生活…

人並みの道は通らぬ桜見かな<関寛斎>

■城山三郎氏の「よみがえる力は、どこに」あったものである。大変気になったことばであったので、記憶に残っている。城山氏の持論である「組織」に従うことが大嫌いということから、人間の生き方について好感(?)をもつ関寛斎という軟着陸でない老人の生き…

牛丼を変えたコメ

◆今回、読んでみた書籍は、文庫本スタイルの僅か 200ページに届かないものである。 ◆「まえがき」に著者も書いてあるが、外食産業ではいかにコストを削減するかが、至上命題だというのだ。その食材には牛肉をはじめネギなど、数多くあるが、ハシやコメ(…